4コマ漫画エッセイ




vol.203にあるとおり、
ちょーさんが「マーマー」という言葉を連発している状況は、
近頃も変わりなかったのですが、
今回ママスの「ママ」という呼びかけに対して、
あまりにもタイミングよく、
そしてはっきりした口調で「まーまー」と、
口まねをしているかのように言ったので、
パパスがダメもとで「パパ」と言ってみたところ・・・
・・・・
・・・・
ダメでした。。

「パ」は発音が難しいし、「ま」は言いやすいから仕方ないよ〜
と、若干どや顔のママスに慰められ、
それもそうかなぁ〜と、
自分を元気づけようとしていたところ、
ひがみ全開でこんなことを思ったのです。

人類の歴史の成りゆき上、
お母さんたちが赤ちゃんをみている時間が多く、
発音しやすいマ行の言葉を、
多くの赤ちゃんが最初に発する場合が多いであろうマ行の言葉を、
(勝手な推測ですみません)
一番身近で頼るべき対象であるお母さんを呼ぶために、
「ママ」という言葉が生まれたんじゃ!?
もしくは、
一番身近にいるお母さんたちが、
自分を指して呼んでいる言葉として受け取ったから、
「ママ」という言葉が生まれたんじゃ!?

ちょっと調べてみたところ、
「お母さん」を指す言葉は、
英語でマザー、
ロシア語でマーチ、
ポルトガル語でマンチ、
ドイツ語ではムッター、
ベトナム語ではメ、
などというように、
多くの言語でマ行から始まる言葉なのです!
韓国語ではオモニ、
タミル語ではアンマというように、
マ行の音が頭に来なくても、
音節のどこかに入っている確率がむちゃくちゃ高いのです!
うおー大発見ー!!
これで食っていけるー!!

と、しばしハイテンションになったわたくしパパスですが、
こんなひげづらのつむじが寂しい凡夫が気付くことですから、
きっと既にひろく研究がなされ、
もし仮説がただしければ、
立派な論文がでていることだろうねぇ〜
と我に返ったのでした。

でも、
今でこそ「男も育児に参加すべき」という、
物事の過渡期にありがちな詰めの甘い風潮ですが、
孫の孫の孫のそのまた孫くらいの世代になったら、
それこそ「どっちがやるかなんて、どっちでもいいでしょう!」
という世の中になっていて、
「今この子が言った”ママ”は、パパである僕のことだい!」
というような主張が出てきて、
「ママ」及びその他のマ行を伴う初期語は、
お母さんとお父さんの両方を表す、
単純に「中性的な親の概念」を表す、
そんなファンキーな言葉になっているかもしれないですね!
楽しそう!
   
個人的に言えば、
もしも自分が赤ちゃんなら、
ベタベタされるのはママスがいいし、
最初に知らずに言ってしまう言葉が表すのも、
お腹を痛めて生んでくれたママスがいい気がしますが、
こんなことを言うと厚労省の人に怒られそうですし、
なにより、
ちょーさんはパパスにベタベタされることを、
まだ嫌だとは思っていない願いたいものです。

ちょーさんの「パ」が、待ち遠しい〜!

(2011.07.13 UP)


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