4コマ漫画エッセイ




連日の暑さにパパスでさえ、
つむじの寂しさを加速させるやもしれないぼうしを、
甘んじてかぶっているというのに、
相変わらずぼうしが嫌いなちょーさんは、
こっそりと、しかし大胆に、
ぼうしを脱いでは道端にポイッと投げすてるのです。
    
当初はぼうしへの嫌悪感をカラダ全部で表現して脱いでいたのに、
今となっては表情は以前と変わらずとも、
おもむろにぼうしに手をやり、
風のように取り去って、
わたげのように地に降ろす、
その一連の所作はまるで、
ぼうしポイ捨ての境地に達した仙人のようです。
ヘンテコベイビー!

ちょーさんよ、
ぼうしというモノは、
夏に熱中症を防ぐだけではなく、
石や鳥のフンなどの落下物から頭を守ってくれる、
人間ならではの”予防”という概念そのものが具現化したかのような、
素晴らしいアイテムなのですぞ!

でも、
つむじの寂しさをあおるかもしれないという点で、
パパスもぼうしはイヤ〜!
ちょーさんと同じよ〜
うわぁ・・・ヘンテコパパス!

そして、
保育所からの帰り道、
ぼうしをひろってはすて、
ひろってはすてを繰り返す、
ヘンテコな親子。
ちょーさん、人の目があるし恥ずかしいから、
すてないで〜
(どうでもいい話ですみません)

(2011.07.12 UP)


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