下に落ちたものでも3秒以内なら大丈夫!
とよく言いますが、
あきらかに拾うまでに十数秒以上かかったボーロを、
どこか恩着せがましい笑顔で、
あたりまえのようにパパスの口へ運ぶちょーさん。
ちょーさん、
調子にのっちゃあいけませんぜ。
そんなもの喰えるわけ・・・
あるー!!
・・・。
えー、
喰えるわけ、あるんです。
こんなにプリチーな表情で、
あんなにもかわゆい指先で、
ちょーさんがパパスに、食べ物をくれるというのです!
十数秒どころか、
一カ月、いや、
一年くらい経っていたって食べられるなぁ。
どんなに腐っていたって、
ちょーさんの想いというスパイスがあるなら、
パクッと食べられてしまうなぁ。
とまあ、
冗談はこのくらいにして、
と言いたいところなのですが、
あながち冗談でもないのです!
自分の意思で、
いろいろできるようになってきたちょーさんが、
はたまた、笑ったり泣いたり、
いろんな表情をできるようになったその中から、
とびきりの笑顔をパパスにくれているちょーさんが、
落ちたボーロを、
パパスの口元まで持ってきてくれるのですよ!?
そんなちょーさんの心意気を大事にしたくて、
その瞬間わたくしパパスは、
まるで操り人形になったかのように、
自動的にお口が開いてしまうのです。
唇に触れる、
ちょーさんの柔らかな指先の感覚。。
そこから中へと運ばれる、
ちょーさんの優しさが上乗せされたボーロ。。。
その食感と言ったら、
得も言われぬホコリっぽさ!
え、やっぱりホコリっぽいのかよ!
ホコリっぽい時と、
たまにそうでない時があるのですが、
いずれにしてもそんなことはどうでもよく、
ちょーさんの想いをないがしろにしたくないという気持ちは、
ほんとうにあるんですよね。
ちょーさんのプリチーさに負けて、
落ちたボーロをたまに本当に食べてしまうわたくし。
ちょーさんせめて、
そのスパイスに少しだけ、
育毛成分を混ぜておいてくれないかしら。
(2012.01.12 UP)