4コマ漫画エッセイ




ちょーさんがモノを投げるようになったと、
それだけをかくつもりでしたが、
セミの声と蒸し暑さがセットになった夏のせいで、
テーマがよくわからなくなってしまいました。

モノをうまくつかめるようになってきて、
今まではもっぱらそれらを舐めるだけだったのに、
近頃は両手にもったオモチャをコツンとたたき合わせてみたり、
じーっと眺めてみたりしているのですが、
何よりも投げる投げる、あ〜投げる。

しかもパパスにむかって、
よりによって硬い積み木をよく投げるのです。
骨にあたると痛いのよ、ちょーさん。
蒸し暑くてイライラしているのかと思えば、
どっこい嬉しそうににキャーキャー言っているので、
楽しいのならよしとしましょう。
ともかく近頃ちょーさんは、
いろんな遊びがしたくてしたくて、忙しそうです。

『多忙は怠惰の隠れ蓑』
という言葉がありますが、
これ、ちょーさんにはまるきり当てはまらないなぁ。
遊ぶのも、食べるのも、寝るのも、ぜんぶ大忙し。
だけども、一時として怠けている、と言ったら変だけども、
一時として、改善や成長に背を向けることがないもの。
赤ちゃんを見ていると、
どうして人間は「怠ける」ようになるのだろうと思ってしまう。
(「怠ける」ことが全て悪だとは思わないけれど)
とにかくちょーさんは、
日々大忙し、日々進歩。
バイタリティに満ち溢れています。

それに比べてパパスはと言えば、
てきとうな家事とてきとうな育児で、
それで「忙しいから何もできない」と、
決めつけてしまっているのかもしれません。
本を読むことも、創作料理を作ることも、
めっきりしなくなったなあ。
唯一つづいているこのマンガがあるにはあるけど、
絵本も全然すすんでません。

こう考えていると、
やる気、いわゆるモチベーションが、
けっこう肝心な事柄なんだと気づきます。
もちろんボーっとする時間が無駄だとは思わないけど、
夏バテ気味なの〜という言い訳を差し引いても、
必要以上にボーっとしたいと思いすぎているように思うのです。

手始めに、
さみしいつむじ周りの、
育毛自分マッサージでもはじめてみようかしら。

(2011.07.26 UP)


inserted by FC2 system