4コマ漫画エッセイ




人類の進化の縮図を見せてくれているかのような、
「立つこと」へのあくなき情熱をビンビン感させる、
イッツ・マイ・サン、それはちょーさん。

ず〜っと前に、
僕たちの先輩諸氏が身に着けた直立二足歩行に向かって、
ちょーさんは日々チャレンジを続けています。

そんなちょーさんを見ていると、
人間はなぜ直立して二本の足であるくようになったんだろう?
という疑問が、
これっぽっちも毛の生える気配がないつむじのパパスの頭に、
ふつふつと湧いてきます。

なんでも、「直立」して歩けるのは、
ほんとうに人間だけなのだそうで、
一見できているように見えるペンギンやカンガルーたちも、
脊椎と骨盤が直立ではなく、
むりに直立しようとすると脱臼の危険もあるそうです。

そして、
肝心の「なぜ人間は直立して二足歩行をするようになったか」
という謎については、
移動効率アップや両手の自由化など、
諸説あるみたいなのですが、
まだ決定的なことは分かっていないのだそうです。
それどころか、
腰痛やヘルニア(パパスもかなりの腰痛持ちです)、
転んだときの頭への重いダメージの可能性など、
デメリットも少なからずあるといいます。

バリバリ文系のパパスのてきとうな推測では、
物理効率的な要因よりも先に、
気持ちの面で、直立二足を強くおしすすめた背景が、
きっとあるはずだと思うのです。

それは単純に、
「見てもらいたい」 という気持ち。
この気持ちが、
感情がどんどん発達した昔の人間たちの中に、
強く生まれていった結果、
顔や心臓、急所をも正面にさらしてまで、
自分を見てもらって喜びたい、喜んでもらいたいという気持ちが、
直立二足を後押ししたんじゃないのかなぁ。

実際、
ちょーさんが立ちはじめて、
パパス&ママスはめちゃくちゃ喜んでいますしね。
あ、でももろもろを正面に晒すという点では、
ペンギンやカンガルーも同じか・・・
むーん、
やっぱりよくわかりません。

ともあれ、
ちょーさんは直立二足のデメリットなどには目もくれず、
必死に立とうとがんばっています。
ちょーさん、ファイト!

追伸
二足歩行をしない動物には腰痛がないというのが定説ですが、
なかには腰痛がでる四足歩行の動物もいるようです。
それは、あの、ながーい犬、ダックスフント。
理由は・・・いわずもがなですよね、ながいもの。
ぷっ。
(ダックスフント、ごめん)
    
(2011.07.27 UP)


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