4コマ漫画エッセイ




依然として、
世に生まれた意味を見つけられないでいる、
ちょーさんの首うきわ。

もちろん、
「お、これならちょーさんが浮いている間に
パパスは体を洗えるじゃない!」
ということもすこしは期待して購入したのですが、
赤ちゃんのスポーツ知育が使命であるはずのうきわは、
お湯の中で運動せずに浮いている感じをボーっと味わうだけという、
ちょーさんのすこし大人びた対応により、
本来の目的を見失い、
ほんとうは超付随要素でしかなかったはずの
「パパスのお風呂タイム確保」という、
ともすればどうだっていい点のみにおいて、
辛うじて、その存在意義を保っています。

まるでママスのお腹の中にいるような感覚を、
ちょーさんはちっとも思い出しそうにありません。
体をどれだけ自由に動かしてもいいという解放感を、
こんな動きだってできるんだなという小さな脳への可能性を、
ちょーさんはみじんも味わおうとしていません。

ちょーさん、動いていいのよ!
そして、
「ちょーさんは運動できるしパパスはゆっくり洗える」
という一石二鳥のお得感を、
できれば味わいたいものです。

追伸
ひとりでお風呂に入っているときはそんなこともなかったのに、
いったん時間を制限されて、
うきわによってまた時間をもらうと、
足の指の間ひとつひとつとか、
わきの毛穴とか、
普通なら通り過ぎてしまうような部分を、
ついつい洗ってしまうものなんですね。
不思議です!

(2011.02.11 UP)


inserted by FC2 system