4コマ漫画エッセイ




10月には卒乳しようかと考えていましたが、
生まれてからずっと慣れ親しんだほにゅう瓶に、
ちょーさんもかなりの未練があったようで、
特に寝つくとき、
ほにゅう瓶がないと眠れない状態だったのですが、
紆余曲折をへて(ちょっと大げさですが)、
この度、
晴れてほにゅう瓶を卒業することになりました。

そのタイミングは、
パパスから見るとズバリ、
ちょーさんにとって主食であった”ミルク”が、
ただの”飲み物”になった時だと言えると思います。

常に何か食べ物を欲っしているほどに、
食べることの楽しさに目覚めたちょーさんは、
0.5合のご飯を軽く平らげるくらい、
相当な大飯ぐらいになっているのですが、
仮に、
ご飯の前にミルクをほにゅう瓶いっぱい分あげても、
追加で何かしらの食べ物がないと落ち着かず、
そして食べ物を食べる合間には、
必ずお茶をすするというナウいベイビーになっているのです。

大人からすれば当たり前のことですが、
生まれてからの大半をミルクで大きくなってきた、
そんなちょーさんにとっては、
口にして満足できるものが、
ミルクではなく、
食べ物になったこと、
これはかなりの変革なのです。

ちょーさんにとっての”食べ物”であったミルクは、
こうしてただの”飲み物”になり、
そしてほにゅう瓶はマグカップに、
粉ミルクは牛乳になりました。

もう使わなくなったけど、
台所にまだ立てかけてあるほにゅう瓶。
ぼくはあなたに、
心からお礼を言いたい。

ちょーさんの今までを、
こんなにもしっかり支えてくれて、
ほんとうにありがとう!

ちょーさんはなにくわぬ顔をして、
当たり前のようにマグカップを使っていますが、
心のどこかで、
あなたへの感謝の気持ちを、
きっともっていると思います。

ちょーさんに弟か妹ができるときまで、
思う存分羽を伸ばして、
ゆっくり休んでいてくださいね!
(今の所そんな予定ないけど!)

ほんとうに、ありがとう。


(2011.11.14 UP)

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