4コマ漫画エッセイ




ホーミー
ホーミーとは、一人の人が1つの声門から
高さの異なる二つの音を同時に出す音楽で、
まさに人間楽器だといわれています。
モンゴルで生まれた技法であであり、
世間では分類として音ではなく
音楽として認識されています。
ホーミーを知るより―


ひとりの人間がふたつの音を同時に出す、
ということに感動してしまい、
パパスはチャレンジを続けているのですが、
(難しいのです!真剣なのです!)
どうやらちょーさんにとって、
パパスの出すいんちきホーミーの音が
かなり気にいらないようで、
すごい顔をして泣き出しそうになります。

他にもちょーさんの嫌いな音はあって、
掃除機の「ゴーっ」という音や、
ハーモニカの高音にも顔で訴えてきます。
赤ちゃんが嫌いな周波数かなにかがあるのでしょうか…

困ったことにパパスはちょーさんの、
泣きそうになってこらえている顔が、
なかなか好きなのですが、
それと同時にほんとに可哀そうになるので、
掃除機は仕方がないとして、
ホーミーの練習はトイレでやることにします。

ちょーさん、
いろいろとイヤな音を出すパパスを、
「まったく、変なオヤジだよう!」
と思うのは仕方がないとしても、
嫌いにならないでね〜

(2011.03.06 UP)


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