4コマ漫画エッセイ




ヒマじゃないんです。
でもヒマなんです。
ところがどっこい、ヒマじゃないんです。

変なものを口に入れたりしないように、
なによりパパスがいなくなると泣いてしまうので、
常にちょーさんの傍にいます。

そこに、
ちょっと育児の勝手がわかってきたのかなという余裕があって、
ちょーさんがごきげんでバンボに座っている。
そういうときは、ヒマであり、ヒマじゃない。

なんというか、
大人が集中してなにか知的なことをやるぞ!
と思うような、そんな大した時間じゃないんですが、
ふたりでワイドショーに見入るのもどこかもったいない。
けれども他になにをするわけでもない。

朝通勤のときに、
職場の最寄りまで10分の電車が来るまでの数分を、
プラットホームでポーっと待っている。
そんな感じの時間が、近頃昼下がりに訪れます。
(わかりにくいかもしれませんが…)

いやーしかし、これは贅沢なことを言っていますね!
ちょーさんと、
昼下がりに小一時間ポーっとできるひととき。
これを嬉しいと思わなければ何をもって喜ぶのでしょう!

パパスは今日の昼下がり、
そんなことを考えていました。

これからまた新しいことがどんどん起こるでしょうし、
今のふたりの、
昼下がり、つかの間の放心状態を、
たいせつにしたいと思います。

(2011.03.05 UP)


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