4コマ漫画エッセイ




人生において、
大胆であったか慎重であったかが、
その命運を左右することはあるでしょう。
しかし!
今のちょーさんとの折衝において、
大胆であることは、
決まって痛い目にあうということを、
白い方はよく知っているのでした。

前回帰省した時は、
まだ「わんわん」すら言えなかったちょーさん。
ところが今では、
遠くにいる犬でも難なく見つけて「わんわん!」と叫ぶほど、
犬と絡みたい願望がマックスになっているちょーさんですから、
今回の帰省はとても楽しみにしていたのです。

案の定、
二匹を見たちょーさんの目は光り輝き大興奮!
さわろうと必死になって、
オープンな茶色い方とだけは、
思う存分ふれあえていました。
ただ、手加減なんてまだ知らないちょーさんなので、
犬もこんなに瀬戸際っぽい顔になるんだなというほど、
ちょーさんの力任せの抱擁に、
茶色い方は顔面蒼白になり、
自らの性格をすこし憂いているようでした。
そして最終的には二匹とも、
小さい怪獣におそれをなして、逃げ回っていました。

犬飼いたい~!
とおおいに思ってしまいましたが、
ちょーさんにとっての「わんわん」は、
今のところだいぶアバウトなくくりであり、
うちにいるカメも、
「わんわん!」と言って追いかけ回しています。
(カメなので全く無反応ですけど・・)
そしてたまに、
パパスのことも、
「わんわん!」というのです。
たしかにママスさんに飼われてますけどー!
犬のように、
抜けた毛が生え変わることのないわたくしを、
わんわんと呼ばないで。


追伸
じいじ&ばあばと花見にいく予定でしたが、
東京や大阪では満開だったのに、
パパスの実家近辺ではまだまだ咲いていませんでした。
が、天気がよく、
パパスの姉親子も一緒に、
外で弁当を食べて、
ちょーさんはお兄ちゃんたちと遊んでもらいました。
ほんとうに、春です!


(2012.04.12 UP)

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