4コマ漫画エッセイ




ちょーさぁ~ん!
おかげさまで、
たいぶ頭痛マシになりましたよー!
ありがとーう!

ちょーさんは、
頭痛に苦しむパパスを前に、
腹が減ってはかまってやれぬと言わんばかりに、
「まんま!まんま!」
と、ごはんを要求するのですが、
赤ちゃんですから、そこはご愛嬌なのです!
お腹が満たされると、
寝ころぶパパスのところにきて、
腰や肩やつむじをポンポンっとさすり、
ちょっと神妙な表情をしたあと、
小さいけれどもあったかい体を寄せて、
パパスに添い寝してくれたのです。
(ただしくは、のしかかり寝ですけど!)

近ごろのちょーさんの表情を見ていると、
うれしいとか、
かなしいとか、
そういう自分の利害とは別に、
パパスやママスがしんどそうなとき、
なんとなくですが、
目がやさしくなって、
心配してくれているかのようです。
そりゃあまだ1歳ですから、
かわいそうとか、気の毒だなとかいう、
具体的な感情ではないとは思うのですが、
自分ではない誰かが、苦しんでいる、
という事実を、
彼なりにわかってきているのかもしれません。

パパスはそれを拡大解釈して、
めっちゃくちゃ癒されていますけどね!
でも、
あの小さい手で触れられ、
やわらかなほほをピタッと寄せられると、
どんな医学も追いつけない、
ミラクル心療パワーが赤ちゃんにはあるのではと、
本気で思ってしまいます。

なにごともやる気が肝心!
とよく言いますが、
なかなか他人が奮い立たせることの難しい人のきもちを、
赤ちゃんは簡単に動かしてしまえる、
そんな力があるように思うのです。
そこに親バカという最強のふりかけがあれば、
もう怖いものなしですよね~
アホパパス、
只今万能薬を持っています!
わーいわーい!

・・・・。

でもちょーさん、
5分くらい添い寝して、
「まんま!」
と叫んだのはどういうこと!?


(2012.02.17 UP)

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