4コマ漫画エッセイ




おかげさまで、
恥じらいを覚えはじめた一歳ちょっとの赤ちゃんが、
久しぶりにばあばに会ってためらい、
しかしすぐに慣れてしまうという、
なんのオチもハプニングもない、
幸せな小旅行でございました。

非日常に身を置くと、
普段考えないようなことを考えたりするもので、
ぼくたち人間という種類の生きものは、
じいじやばあばに、
長く生きていてもらえるからこそ、
孫を抱いてもらえて、
その嬉しそうな姿に親もうれしくなるという、
とてもめぐまれた存在なのかもしれないなぁと、
冬の夜空に上がる湯気を眺めながら、
そんな思念が、
頭の中をフワフワと浮かんでおりました。

また人間は考えすぎてしまうがゆえに、
親と子が、
また夫婦同士が、
遠く離れた土地で暮らすという、
群れ社会のサルたちであればやらないようなことを、
(くわしくは知らないんですけど)
サルの仲間のような僕たちは、
半不可避的ながらも、
やることになったのかなぁと、
でもそんな時、
どこでもドアがあればどれだけいいかと思うのですが、
少なくともぼくは、
モノのありがたみをたやすく忘れてしまうので、
使った後に、
その一連の記憶をリセットできる秘密道具も出してくれる、
そんなネコ型ロボットがいたらなぁと、
『つむじ一瞬でフサフサー』とかいう、
あっても浅はかな道具は全くいらないので、
そんなドアとリセット装置が、
やれほしいなぁとも思ったのです。

アホパパス、
温泉の効能も及ばすなおさらアホパパス!
わーいわーい!!

・・・。

ともあれ、
二日間だけではありましたが、
ばあばに大きくなったちょーさんを抱いてもらい、
(じいじはお仕事で来られませんでしたが><)
とてもほっこりした時間を過ごせました。

最後のコマの寝起きばあばに、
パパスさん、こんなの描いて大丈夫!?
と思われるかもしれませんが、
大丈夫です!
事後報告でしたがばあばの了解を得ておりますので、
婿姑の仲はいたって良好でございます。

あ、でも今思うと、
寝起きのばあばの顔のなにかしらに、
ちょーさんはツッコミをいれたかったのかなぁ~
(こ、これは婿姑の仲に亀裂がはいるかも・・・汗)


(2012.01.25 UP)

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