あまりにも投げやりな姿のおかげで、
ちょーさんがいただきますをできるようになったという、
普通はそっちでしょうという着眼点を、
パパスはすっとばしてしまいましたよ!
まあ、
正確には「いただきますによく似た行動」を、
ちょーさんはできるようになったのですが、
待ちきれなくて身を乗り出すちょーさんを制して、
パパスが手を合わせ、
「いただきまーす!」
と言うと、
ちょーさんはさもめんどくさそうに、
「あ"ー」
と言いながら何度も手をたたくのでした。
たぶん少なくとも、
「このひげのおっさんのマネをしときゃいいんだ」
ということと、
「手をばしばしやらねえと、めしにありつけねぇ」
ということは理解しているのでしょうが、
いただきますの行為の本来の意味である、
「食べ物を食べられることに感謝して」
というような思いは、
何ひとつ感じられないちょーさんの表情。
ちょーさん、
形だけではないのだよー!
気持ちがこもってないと、
意味ないのだよー!
とは言わずに、
その姿のプリチーさに鼻息をあらげる親たち。
あれ、パパスさん!
ちょーさんのめんどくさそうないただきますに釘を刺すはずの文章までもが、
そのプリチーさにテーマを忘れようとしているじゃありませんか!
改めて感じる、
「親バカ」という体験のうれしさ。
ラブ・アンド・ピース
という言葉がありますが、
こう言い換えてもいいでしょう。
ラブ・アンド・ピース・オン・ザ・オヤバカ
BY アホパパス
(いつもすみません)
(2011.12.13 UP)