4コマ漫画エッセイ




いつもの昼下がり、
ちょーさんはおもむろにリコーダーを手に取ると、
スックと立ちあがり、
吹きながら歩いたのでした。

ミラクルベイビー、ちょーさん!(アホパパス!)
    
え〜近頃、
総じて笛のようなものが好きなちょーさんは、
吹いて音が鳴るタイプのものなら、
もうかたっぱしから鳴らしまくっています。
そして、
鳴らし過ぎて吹いている状態が日常化したのか、
そのまま歩くようになってしまいました。
くわっと目をあけて、
フーフーふきながら近づいてくるちょーさん。
かわいいけれど、
正直ちょっと不気味です。

その上、
無作為に並べられた音階が、
ごくたまに奇跡的なメロディーを奏でるのです!
さながらへビでも操れそうなほどの、
神秘的なメロディー!

パパスはどちらかと言えば、
大部分をしめる奇跡的でないほうの雑音、
ではなくてメロディーに、
ヘビのように身をくねらせそうになりながら、
耳をおさえて耐えています。

ちょーさん、
お隣から苦情が来ない程度にしてね・・・

(2011.09.06 UP)


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